弁護士の平均年収は659万円。
これは「平成23年賃金構造基本統計調査」から算出した金額です。

かなり低いですよね。
弁護士の平均年収659万円は、地方公務員の平均年収以下です。

ちなみに、医師、公認会計士・税理士は、以下の通りです。
医師:1,169万円
公認会計士・税理士:630万円

平成17年は、1,177万円

弁護士の平均年収がかなり低かったので、過去からの推移を調べてみました。
それが、下記の表です。
私の見落としがなければ「賃金構造基本統計調査」に弁護士の区分が現れたのは、 平成17年からです。ですので、平成17年から今までの数字を並べてみました。
千円単位は四捨五入しました。

平成17年:1177万円
平成18年:772万円
平成19年:851万円
平成20年:801万円
平成21年:680万円
平成22年:1271万円
平成23年:659万円

平成22年の平均年収が大幅に伸びていますが、 弁護士の平均年収の調査人数が少なく、 平均年収が高い事務所が調査対象になり、きちんと回答すると ぶれるためだと思われます。

ただし、こういったバイアスを考えても、 弁護士の平均年収が減少傾向だということがわかります。

正直、659万円というのは、渉外弁護士事務所や外資系を除いて、 少人数の弁護士事務所であれば、私の感覚からすると相場並みだと思います。
月給40~50万円で弁護士会の会費も事務所負担、という感じです。

来年もデータが発表されましたら、追加していきたいと思います。
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