ユーチューブを始めたいが、動画のクオリティーはどれくらい必要か? という質問がありましたので、私なりの考えをお答えいたします。
私の考えも時間経過とともに変わることがありますので、現状(2020年1月28日時点)のユーチューブを取り巻く環境下での考えとなりますので、ご了承ください。
交通事故の動画
ブラウザをシークレットモードで開き、ユーチューブの画面で「交通事故 賠償金アップ」と検索した際に表示された動画のトップ5は以下の通りでした。
人により表示順位は変わるかもしれませんが、一番上に私が作った動画があります。
5つの動画のクオリティーを一つの目安にするとよいかと思います。
それではひとつずつ解説していきます。
1.交通事故のむち打ちの賠償金の相場【弁護士費用TV】
動画の長さ:7分28秒
再生回数 :1141回
クオリティ:パワーポイントのスライドショー、素人感はありますが、ギリギリのレベルではないでしょうか。
備考:すべて自作です
2.交通事故(人身事故)の損害賠償として請求できるお金の種類 | 福岡の弁護士 奥田貫介
動画の長さ:5分48秒
再生回数 :2.4万回
クオリティ:ビデオ撮影動画を編集、説明画面なし。撮影、テロップ・編集はプロ並み
備考:字幕はユーチューブの自動字幕機能を利用していると思います
3.交通事故で慰謝料が100倍!?知らなきゃ損する慰謝料の上げ方を弁護士が解説 / NEXTタケシ
動画の長さ:13分32秒
再生回数 :1.8万回
クオリティ:ビデオ撮影+編集、説明画面なし。撮影、テロップ・編集プロ並み
備考:広告あり
4.慰謝料の算出方法【3分でわかる!交通事故セミナー】
動画の長さ:3分45秒
再生回数 :1.3万回
クオリティ:オープニングはプロに作ってもらった感じ、後はセミナー形式の撮影動画を編集している感じ
備考:セミナー動画は暗くなりがちです
5.交通事故の賠償金から差し引かれる金銭は?
動画の長さ:2分45秒
再生回数 :1118回
クオリティ:撮影を流すタイプ、説明画像なし。プロの手はあまり入れていない感じ
備考:おそらく撮影は事務所内で撮影し、テロップは編集知識のある方が担当
チェックするポイント
プロが撮影しているかどうかは、動画をイヤホンで聞くとわかります。
プロが撮影している場合は、ノイズが低いです。
また光を当てて撮影していますので、画面も明るいです。
そういう点から2と3は、プロ並みの撮影と思われます。
テロップの入れ方でも動画編集のスキルのある人が係わっているのかどうかもわかります。
テロップの入れ方では、2が一番かと思います。
ですから、一番お金をかけていそうなのが2で、次に3、次が4、5、そして最後が私の1だと思います。
どれぐらいのお金がかかっているかの目安
下記の動画はビジネス系ユーチューバーで有名な「マナブ」さんの動画です。
これが現在のユーチューブのひとつのパターンとなっています。
マナブさんの場合は、iPhoneで撮った動画を外部の編集担当に送り、不必要な部分をカットしてもらったり、サムネイル(トップ画面)、テロップ入れをしてもらっているとのことでした(過去の動画でその辺のことはお話ししていました)。
撮影は自分で行っていますので費用はゼロ円ですが、編集は外部に発注していますのでお金はかかっています。
いくらかかっているかも過去の動画で説明していたのですが、月額30万円と言ってました。
マナブさんは1日1本動画を作っていますので、あれだけの編集で1本1万円はかなり安いと思いました。
ただ、月額30万円の発注だと考えると、それでも引き受けてくれるフリーランスの動画編集者はいるかもしれません。
正直、人が出て撮影する動画は難しいです。特に光と音声。
画面が暗くならないようにどう撮影したらよいか、ノイズが入らないようにどう録音したらよいか、素人ではなかなか難しいです。
ですから、プロに依頼しなければクオリティーはかなり落ちます。
一方、1の私の動画は、人が動いていませんので、撮影の苦労はありません。
つまり安く作れるのです。
実際、動画編集のできない私が一人で作っています。
私はセミナーや勉強会をよく開催していますので、パワーポイントの資料作りはできます。
ですから、パワーポイントのスライドショーを動画にしています。
いろいろ試行錯誤した結果、このような動画スタイルにしました。
ですから結論としまして、私は、安く動画が作れて効果のあるスライドショー形式をオススメします。