上の図の3つのサイトは、比較的ターゲットを絞ったコンバージョン率の高いサイトです。
上からコンバージョン率は、3.2%、2.1%、1.9%、となります。
コンバージョン率とは、サイトを訪れた人の何%がお問い合わせしたか。というものです。
上図では、コンバージョンがお問い合わせ件数です。セッションがホームページを訪れた人の数になります。
コンバージョン率が3.2%ということは、ホームページを見た100人のうち、3.2人がお問い合わせをしたことになります。
一番上のサイトが最もターゲットを絞り込んだサイトで、一番下がターゲットが広いサイトです。
1%の違いですが、ターゲットを絞り込んだ方が、コンバージョン率が高いことがわかります。
この3つのサイト合計で、ひと月に1609人がサイトを見てくれて、40のお問い合わせがあります。
ひとつずつのサイトでは、一番訪問者の多い一番下のサイトで、721の訪問者で14件のお問い合わせがあります。
ひと月721アクセスとは、一日平均では24アクセスになります。
アクセス数は少ないですが、コンバージョン率が1.9%ありますので、約二日に1件のお問い合わせがあります。
これを一日たった24アクセスとみるか、二日に1件のお問い合わせもある。と見るのかでサイトの作り方が変わってきます。
コンバージョン率が低い例
上の図は、同じ弁護士マーケティングで作ったサイトでもコンバージョン率の低いサイトです。
コンバージョン率は0.7%で、これを低いと見るか、普通と見るかは意見が分かれると思います。
最初に3%近いコンバージョン率のサイトを見たので、低いと見るかもしれませんが、個人的には普通だと思います。
先の3%の方がよくがんばっているほうだと思います。
コンバージョン率は低いですが、このサイトも月間41件のお問い合わせがあるのですから、先に見た3つのサイト合計とほぼ同じお問い合わせを、 一つのサイトで得ていることになります。
ですからこのサイトが一概に悪いとは言えません。
このサイトの特徴は一日200以上のアクセス数があることです。
士業のサイトで一日200以上のアクセス数は多いほうです。
それだけ多くの人にサイトを見てもらっていることになります。
まとめ
ホームページの戦略は、ホームページを作る人に依存します。
多くの人に見てもらいたいことを優先する先生ならそれなりのやり方があり、
多くの人に見てもらわなくても、お問い合わせ件数を優先する先生ならそれなりのやり方があります。
このように書くと、多くのアクセス数で多くのお問い合わせのあるサイトがいい。
と思われるかも知れませんが、マーケティング戦略には順序というのがあります。
まずはじめに、ターゲットを絞り込んで、アクセス数は少しでもいいので、ひとつでもお問い合わせのあるサイトを作ります。
これが最初です。一回でもお問い合わせのあるサイトが作れないことには、この先に進んでも意味がありません。
まずは、100アクセスで1回のお問い合わせがある、コンバージョン率1%のサイトを目標にターゲットを絞り込んだサイトを作ってみてください。
そしてそのサイトに100のアクセスを集めてみて、1件の問い合わせがあるか、テストしてみてください。
1件の問い合わせもなかったら、ホームページを見直してください。
1件以上の問い合わせがあったら、もっとアクセスを集めるようにSEO対策など考えてみてください。