弁護士マーケティングでは、上図のようにクライアントのホームページのどこがクリックされているか分析を行っています。 クリックされた箇所に黄色の点が表示されます。
上図は、刑事弁護のホームページの分析結果です。
弁護士マーケティングの教材として使用することを了解をいただき、掲載しております。
クリック分析でわかること
まず上部のグローバルナビゲーションボタンが、満遍なくクリックされていることがわかります。
このことから、グローバルナビボタンの選択は誤っていないと判断できます。
もしクリック数が少ないボタンがあった場合は、そのボタンを目立つ上部に配置する意味はないので、 他のボタンと入れ替えます。
次にバナーの下の右側の「お客様の感謝の声」のテキストリンクが、数多くクリックされていることがわかります。
上部のグローバルナビボタンにも「お客様の感謝の声」のボタンがありますが、 バナー下部の文章中のテキストリンクの方が多くクリックされていることがわかります。
メルマガ会員には「画像ボタンよりテキストリンクが重要」と既にお伝えしていますが、
これで、画像ボタンよりもテキストリンクの方がクリックされるということがご理解いただけるかと思います。
こちらの事務所さまは「お客様の声」を戦略的に活用していますので、 グローバルナビボタン以外に、最も目立つバナー下の一番最初の文章にテキストリンクを入れています。
ですから、あなたのホームページでもバナー下の文章の一番いい場所には、 あなたが一押しのテキストリンクを張っておく必要があります。
ここが一番のポイントです。 (このテクニックは業界内でもあまり知られていなく、 実践経験のあるコンサルだけが知っているレアな情報ですので覚えておいてください)
次に左側のサイドメニューのクリック数を見ます。
コンサルの関係で全てはお見せできませんが、「刑事事件の裁判の流れ」、「弁護士の役割」、「よい弁護士とは」と 満遍なくクリックされていることがわかります。
サイドメニューも同じで、基本的に上部の方がクリック数が多くなりますので、 上部でクリック数の少ないリンクは、順序を入れ替えます。
どこまでスクロールされているかを知る
最後に左の100%などの数値を見ます。
これで、何%の人がそこまでスクロールしたかがわかります。
こちらの事務所さまの場合、最後までスクロールした方は、20%未満でした。
トップページは、SEO対策上、文章量が多く長くなりますので、一番下までスクロールする方は少なくなります。
しかし、文章中にもテキストリンクをいくつか配置し、クリック数の多いテキストリンクの文章を 上部に持ってくるなどし、お問い合わせに結び付けます。
お問い合わせのクリック数について
ホームページは単に見に来てもらうだけでは意味がなく、いかにお問い合わせに結びつけるかが重要になります。
そう考えると、こちらの事務所さまの場合、お問い合わせのクリック数が少ないように思う方もいると思います。
確かにお問い合わせのクリック数が極端に少ないです。
では失敗かというと、そうではありません。
きちんと電話のお問い合わせはあり、上手くいっています。
こちらの事務所さまの場合、お問い合わせは電話をメインに考えています。
ですから電話のお問い合わせ件数を確保していれば問題ないのです。
むしろメールでのお問い合わせが多い場合は、 こちらの意図したとおりの行動を消費者が行ってくれていない、ということで問題です。
メールのお問い合わせのボタンがクリックされてなく、電話のお問い合わせがあるということが、 上手くいっている証拠になります。
逆にメールのお問い合わせをメインに考えている事務所の場合は、 お問い合わせはクリックされていなければなりません。
事実、私のクライアントでメールをメインに考えている弁護士の場合は、 きちんとお問い合わせがクリックされるように調整しています。
ですから、何でもメールでお問い合わせがあればいいというものではありません。
こちらの意図した方法でお問い合わせがくるようにしなければなりません。
その点で、このサイトはある程度、こちらの意図した行動を消費者がしてくれています。
最終分析結果
最終的に私は、こちらの事務所さまのホームページは、当面このままでよいと判断し、 ここまででホームページの調整を終えています。
もちろん定期的に分析し、修正の必要性は随時判断しますが、 毎日行うこともできませんので、数ヶ月に一度、もしくは売上が激減したときなどに再度分析しています。
このように弁護士マーケティングでは、科学的にホームページの分析を行っています。