集客できるキャッチコピーを簡単に調べる方法
※このレポートは2018年8月8日のデータを基に書いています。
集客できるホームページのタイトルは簡単に調べることができます。
それは弁護士検索サイトのタイトルを調べることです。
「東京 離婚 弁護士」と検索すると私のパソコンのグーグルでは、以下の東京の離婚弁護士検索サイト3社が上位に表示されます。
1.東京で離婚に強い弁護士を探す – 弁護士ドットコム
2.東京で離婚が得意な弁護士に相談|離婚弁護士ナビ
3.東京都の離婚に強い!評判の良い弁護士に相談|離婚弁護士相談広場
上記は業界内でよく知られている弁護士検索サイトです。
これらのサイトは集客にしのぎを削っていますので、タイトルもよく考えられたものとなっています。
「○○に強い弁護士」は、弁護士業界に私が広め、大ヒットしたキャッチコピーで、上記検索サイトでも使用されているように最も集客できるコピーです。
弁護士の広告ガイドラインでは「得意分野は主観的評価で許される」とされています。「専門分野」は控えるべきとされています。
では「強い」はどうなんだ。「使えるのか使えないのか」ということが、10年以上も前に、私がこのキャッチコピーを広めてからあちこちで議論されています。
ある分野で業界内に知られている法律事務所は、一度「強い」というキャッチコピーを外しましたが、集客できないようになったためか、数か月後には「強い」というキャッチコピーを戻しました。
それくらいこの「強い」というキャッチコピーは集客できるのです。
しかし、いい悪いは別にして、こんな使い方もあるというのを今日はご紹介します。
他人に離婚に強いと言わせる手法
他人に言わせるマーケティング手法は数々あります。
テレビCMなどで「個人の感想です」などと実体験を話させる。
お客様の声、○○が推薦します、これもそうです。
モンドセレクション受賞、○○賞受賞。
テレビなどに出演する際は、「離婚問題に詳しい○○弁護士です」などと紹介させるのも自分で言わずに他人に言わせる手法です。
なぜ他人に言わせるかというと、自分で言うより他人に言わせた方が信憑性が増すからです。
それがテレビのような賢威のある番組ならなおさらです。
弁護士ドットコムに下記のような表記がされているページがありました(参照:https://www.bengo4.com/c_3/gu_53/)。
『また、弁護士自身は「強い」や「専門」という言葉を使ってはいけない規程があります。離婚に強い弁護士を探す際には、離婚分野に注力している、または離婚分野を得意とアピールしている弁護士の中から探すことをおすすめします。』
弁護士ドットコムとしては、弁護士自身は「強い」や「専門」という言葉を使ってはいけないという認識だと思います。
しかし、上記の弁護士ドットコムのキャッチコピー『東京で離婚に強い弁護士を探す – 弁護士ドットコム』では強いが使われています。
つまり、弁護士自身で使ってはいけないが、弁護士ドットコムで使うには問題ない。ということかと私は思います。
私は「強い」というキャッチコピーは問題ないと考えていますが、「他人に言わせる手法」を駆使すればこの問題も解決できそうです。
手練手管の弁護士マーケティング
「他人に言わせれば問題解決」などと言うと、またお前は弁護士にそんな手練手管を教えて、と怒られそうですが、現実問題、弁護士業界にはそのようなマーケティング手法が蔓延しています。
今回のレポートは、「他人に言わせるマーケティング手法」を知らない方々に、こんな手法もあるんだということを教えたかっただけです。
ちなみに他人に言わせる手法は医療広告では禁止されています。
病院のホームページにはお客様の声はありません。また病院検索サイトでも名医や優れた、活躍しているなどの表記は見当たりません。
医療広告ガイドラインに比べ、弁護士広告ガイドラインはかなり緩いです。
ネットの世界は先行者有利に変わりはありません。
またこんなことを言うと怒られるかもしれませんが、ネット集客を考えた場合、弁護士広告ガイドラインが緩い今のうちに上位に検索されるようにキャッチコピーなども見直した方がよいかもしれません。
色々と意見を言いたい方もいると思いますので、それはフェイスブックの「弁護士マーケティング研究会」の方でお願いいたします。